タイ旅行で見えてきたコロナ感染拡大の新モデル
コロナの感染は世界中でさらに拡大する。
いきなりですが、今回のブログの結論です。
今世界中で急激に感染者が増えている新型コロナウイルス。
ついに外出自粛要請も出て、週末を自宅で過ごした方も多いと思います。
(そういえば今日は関東でも雪が降りましたね!この時期に積雪1センチは30何年ぶりらしいですよ)
そこで気になるのが、収束はいつか?ですね。
すでに多くの大学が始業式の延期を発表しており、飲食店も開店休業状態が当たり前になってきています。
これ以上の被害は何としても避けたいところです。
しかし、どうやらこのまま感染が拡大していく傾向が強いように感じます。
そう考える理由を、コロナの渦中、なんとか決行したタイ旅行での体験を踏まえてまとめます。
- タイに行って感じたことは?
- 感染拡大のハブ都市、中国とイタリア
- 見えてきた感染拡大の新モデル
- 新しい対応策は?
- おわりに
タイに行って感じたことは?
まず皆さんからご叱責いただかなければなりません。
この、世界中が厳重警戒態勢にある状況下で、タイに行ってきました。
タイの旅行記的なのはすぐに別のブログで扱おうと思います。
この時期実際に海外の様子に触れた人はあまりいないと思うので。
体験を一言でまとめると、
アジア人観光客は少なく、欧米人であふれかえっていた。
これに尽きます。
どこに行ってもいるのは欧米人だけ。
特に中国から来てるなって人は一切見かけませんでした。たまにいるのは同じ日本人です。
みなリラックスした様子で、マスクをしていない人がほとんどでした。
そんな状況と、40℃近く蒸し暑いタイの気候もあってか、滞在中はこんな風に思ってました。
タイにウイルスいるわけないし、日本脱出してよかったんじゃね?
ただ観光を楽しんでいました。
出発前から中国以外のヨーロッパの国々でも徐々に感染者が増え始めていたため、楽観視していたわけではありません。
ただ、海外にいると、やっぱりニュースとかの情報が入ってこなくなって、
適切な判断ができなくなるんだなあと今感じます。
感染拡大のハブ都市、中国とイタリア
感染拡大の原因を探るにあたって注目したいのが、中国とイタリアの関係です。
どちらも感染拡大の中心地となっていますが、この二カ国が非常に友好的な関係にあることを知っていますか?
中国が推し進め一帯一路構想に、G7の国として初めて協力したのがイタリアなのです。
そこにはイタリアの経済の行き詰まりが関係しています。
こういった背景から、両国間での人の行き来は盛んになっていました。
コロナウイルスは中国で発生しました。それが世界的な流行につながったのは、
この二国の無自覚な感染者が多く移動したためではないかと考えられます。
見えてきた感染拡大の新モデル
コロナがしぶといのは、無自覚なのに感染力がある点です。
当人は感染していると思っていませんから、いろんな場所に出歩きますよね。
(ましてや私みたいにのこのこ海外に旅行に行ってしまう人もいます。反省。)
ここから、感染拡大の新しいモデルが見えてきます。
このままいくと、知らぬ間に急増します。
図のA国は、中国などの1次感染国、B国は、イタリアなどの2次感染国と考えてください。
次に起こるのは、第三次感染です。
無自覚の二次感染者がふらふらと海外に行くとそこで感染が広がります。
実際それが始まってしまうとどれほど急速に広がるか、こちらのサイトでぜひ確認してください。
https://www.technologyreview.jp/s/195305/the-covid-19-pandemic-in-two-animated-charts/
こう考えると、私がタイに行ったのはとんでもなく危険なことだったとわかります。
現地は緊張感のない欧米人ばかり。
結局、2次から3次への過渡期の時期に丸被りでした。
こうやってタイなどに第三次感染が広がっていくと推測します。
新しい対応策は?
この事態を防ぐためにはどうしたらよいでしょうか。
私が思うに、迅速な国境の封鎖が欠かせません。
従来は、感染者が出始めてから議論し、目立って増え始めてから制限をかけ始める、といった対応が目立ちました。
しかしそれでは無自覚の感染者の入国により国内感染が始まるのは不可避です。
そこで、国内感染者が出ていない段階で海外への出入りを全面禁止することが必要だと考えます。
そもそも、感染者を入れてはいけないのです。しかし、無症状の感染者を特定するのは困難です。
ならば国境をふさぐ。誰も入れてはいけない。
こういった厳しい対応が、まだ感染者が多くない南半球の国々などには求められるはずです。
おわりに
コロナによる不況がこの先も続きそうです。
我慢の限界と思うときも来るでしょうが、もうすこし頑張りませんか。
世界中が危機に瀕しています。苦しいのはあなただけではありません。
今こそ「世界市民」の意味を考えてみてもいいかもしれません。
*1:私自身帰国後は2週間外出自粛をし、体調に変化はありませんでした